第1話:予算に合ったコンセプトを決める

自宅サロン開業応援コラム:第1話
予算に合ったコンセプトを決める

はじめに

自宅にてエステサロン開業される方、または開業をお考えの方に向けてお話していこうと思います。私自身も自宅サロンを開業し、店舗サロンを出店した経験がありどちらにもメリット、デメリットがありました。これからサロン開業をお考えの方でどこから手をつけていいのかわからない方もいらっしゃると思います。こんなエステティシャンになりたい、こんなサロンを開きたいなど夢や希望はあるものの悩みは尽きない事と思います。サロン開業についてのお悩み、またはサロンを今よりも更に良くしたいとお考えの皆様の悩みにお応えしてお力になれればと思います。私の経験や体験が活かされればこんなに嬉しいことはございません。長年培ってきた知識や経験が皆様の輝かしい未来を切り拓く一つのキッカケになれれば幸いです。

コンセプトとは

コンセプトと聞くとなんだか当たり前のように聞こえますが、私の周りでもそうですし、今まで開業をお手伝いさせていただいた沢山のオーナー様などもイメージされてない方が多くいらっしゃいました。かく言う私も、開業当初しっかりとしたビジョンを持っていたかと言うと、そこまで考えていませんでした。何となくやっていければいいかなー、程度に考えていたと言うと語弊があるかもしれませんが…。ここで言う私のコンセプトとしてあげるのは、概念というよりサロンを運営する上での考え方としてお話しします。

コンセプトの考え方

カフェを例にあげましょう。カフェを立ち上げるならどんなお店を出したいと皆さんならお考えでしょうか?北欧風?フランス 風?イタリア風?それが決まればどんな豆を仕入れようかな?どんな内装やインテリアにしようかな?など具体的な方向性を決めていくことができると思います。エステ店も同じだと思います。どんなスタイルのエステをしていきたいのか?エステと言っても沢山のジャンルがあります。痩身、脱毛、フェイシャル、小顔矯正、ブライダル、リンパドレナージュ、などなど手技も異なれば、扱う機器類もそうですし、商材の原産国やブランドイメージも多種多様だと思います。その中から自分のコンセプトに合ったものを選ぶのは大変な作業だと思います。

私を例で話しますと、私は低予算で既に自宅にある物を活用してのスタートでした。フランスのエステを習い、アンチエイジングや年齢肌に悩む女性に向き合い、その人達のために存在し続けるためにサロンを運営する事が私の考え方(コンセプト)でした。

ここで考えて欲しいのは、自分の好きな事、好きなもの、自分の感性を大切にして欲しいと言う事です。自分の感性を大切にしながら、コンセプトに合う家具・インテリアなどの空間づくりをする事で、提供するサービス、商品、自身のお店がぶれのない一貫したものとなります。そうすることにより、仕事を通してお客様や地域に対して「私のエステ」を表現できるのです。

開業資金はご本人の経済状況により様々だと思いますので、予算が十分にある方・ない方でサロンの開業のスタートは違うかもしれません。ただ予算の差や、豪華な設備、内装、機器類がサロンの成否を分けるわけでは決してないのでご安心ください。 私も最初は普通のマンションの一室から始まりました。大切なことは場所や環境ではなく、その人自身の内面です。サロンの商材や家具・インテリア・内装は、その人の世界観の演出であり、表現する事によって具現化した一部に過ぎないと言う事です。

具体的に何を決めていくか

基本的なものとして以下の3つをふまえて考えていきましょう。

① サービス(どんな事への貢献なのか)

手技の起源、源流の持つ本質が、エステが提供するサービスの本質になります。その手技はどんな意味を持って考案されたのか?自律神経を整えるのか?リンパを流すのか?新陳代謝を促すのか?アンチエイジング?その人の持つ悩み問題に対してどのように解決できるか、また貢献できるかを明確にします。

② 資本金(サービスの持続性)

決められた予算の中でシミュレーションし、手技、商材、機器、インテリア、内装、販促、広告などが予算に収まるか見積もり、自身が表現したいサロン運営が最適かつ経済的で効率よくできるか試算してみましょう。困っているお客様に対してサービスを提供し続ける為の運営になるかが大切です。

③ マーケティング(誰のために)

どんな客層に向けてなのか、メインターゲットを明確にイメージします。自身の技量や扱う機器、商材で変わりますが、自身と自サロンのその地域での存在意義、何の為のエステサロンなのか、誰の為に存在するべきかの絞り込みをします。

コンセプトを決めるときに大切にして欲しいこと

エステの手技が持つ本来の目的達成がサービスの本質になり、予算でサービスの流通の土台やお客様にとって必要な場所の提供方法を決めます。また、マーケティングで地域にとって何か必要なのか、どんな方のために存在するべきなのかを設定する、こんな風に自分の根幹になるコンセプト(考え方・概念)を最初に決めます。最初に決めたコンセプト、法人であるなら企業理念をしっかりサイクルする事がサロン運営の成否に繋がると思います。ゴールをしっかり設定しお客様と共感共有できるにはどんな事が必要なのか?自分の軸がブレないためにサービス、予算、マーケティング、全てをリンクさせた自分のコンセプトをじっくり考えてみて下さい。きっと皆さんにとってお客様に愛されるステキなサロンが作れると思います。